天文学史研究会
国立天文台で行われた天文学史研究会に出席してきました。聞くところによると、国内でこのような天文学史をテーマにした研究会を行うのは、珍しいらしい。九州大の藤原さんや、大阪市立科学館の嘉数さんなど、久々にいろんな方に会うことができました。
研究会の方は、「古代日食による地球自転と月の運動の研究」とか「東北大学初期の天文学教育体制」など、いろいろ興味深い話題を聞くことができました。ちなみに、わたしは何も発表していません。いい加減、畑中ネタだけで引っ張るのもつらくなってきたので(笑)。新ネタ考えなきゃ(そんな暇あるのか)。そういえば、今回、声の大きなS氏の姿が見えない。どうやら、この研究会、MLでしか告知してないらしく、S氏には情報が伝わらなかった模様。
以下、簡易レポートです。
「古代日食による地球自転と月の運動の研究」(相馬充・国立天文台)
古代日食の記録を使って、地球自転の変化を調べる。過去の記録から、628年に日本で日食が起こっているが、計算結果によると、日本に日食帯がない。そこで、日食時間が3千秒ぐらいずれると日本でも見れる。この結果を使って、地球自転の変化を調べたところ、600年頃は、地球自転周期が急激に変化しているとのこと。地球の自転が遅れる理由は、月に重力により海水が引っ張られることだが、気候変動が関係することもあるらしい。
「シュタルク効果、アインシュタイン来日、三鷹太陽塔」(横尾広光・杏林大)
発表者は、元大教大の横尾さんの弟さん。アインシュタインと日本の関わりをレビュー。分光学で活躍した高嶺俊夫や、国立天文台のアインシュタイン塔が本格的に成果を出したのは戦後になってからなど。
「東北大学初期の天文学教育体制」(竹内峯・東北大学)
東北大学に天文学講座の前身、物理学星学(せいがく、と読むんだそうです)が設置されたのは、1911年。初代星学担当は、日下部四郎太という人で、本来は岩石屋さん。でも、星学通論という講義を担当した。理科大学附属観象所として、向山観象所を設置。天象、地象、気象全般を対象として、子午儀室、カールツァイス5インチ、地震計があった。おもしろいのは、当時の「宇宙物理学」というのは、実験室の外でやるのは全部宇宙物理学。だから、気象も天文も全部宇宙物理。
「古代日本の都城と寺院の方位とその決定法」(臼井正・京都学園大)
古代の都城と寺院のの方位は精密に決まっている、どうやって決めたのか?ちなみに、7分から23分の精度がある。方位磁石は偏角があるので、ありえない。周極星などを使って、南北を決定したのでは?今後は東アジアの都城や墳墓の方位のデータを蓄積したい。
「PAONET画像データベースを用いた天文学史画像アーカイブ」(宮下敦・成蹊高校)
PAONETの天文学史WGの紹介。理科の教科書の中の科学史、天文学史の内容を紹介。地域の天文学者や、新天体発見時のプレートもアーカイブしたい。ただいま、協力者募集中。
研究会後の懇親会でも、いろんな人と話をすることができました。その中で、一番の情報。「え?佐々木晶さん、昨日のどっちも料理ショーに出てたってー」しまった、さっさと帰ってみるんだった。昨日のテーマはやっぱりラーメンだったそうです。
佐々木晶氏…日本を代表する惑星物理学者。と同時に大のラーメン通。
研究会の方は、「古代日食による地球自転と月の運動の研究」とか「東北大学初期の天文学教育体制」など、いろいろ興味深い話題を聞くことができました。ちなみに、わたしは何も発表していません。いい加減、畑中ネタだけで引っ張るのもつらくなってきたので(笑)。新ネタ考えなきゃ(そんな暇あるのか)。そういえば、今回、声の大きなS氏の姿が見えない。どうやら、この研究会、MLでしか告知してないらしく、S氏には情報が伝わらなかった模様。
以下、簡易レポートです。
「古代日食による地球自転と月の運動の研究」(相馬充・国立天文台)
古代日食の記録を使って、地球自転の変化を調べる。過去の記録から、628年に日本で日食が起こっているが、計算結果によると、日本に日食帯がない。そこで、日食時間が3千秒ぐらいずれると日本でも見れる。この結果を使って、地球自転の変化を調べたところ、600年頃は、地球自転周期が急激に変化しているとのこと。地球の自転が遅れる理由は、月に重力により海水が引っ張られることだが、気候変動が関係することもあるらしい。
「シュタルク効果、アインシュタイン来日、三鷹太陽塔」(横尾広光・杏林大)
発表者は、元大教大の横尾さんの弟さん。アインシュタインと日本の関わりをレビュー。分光学で活躍した高嶺俊夫や、国立天文台のアインシュタイン塔が本格的に成果を出したのは戦後になってからなど。
「東北大学初期の天文学教育体制」(竹内峯・東北大学)
東北大学に天文学講座の前身、物理学星学(せいがく、と読むんだそうです)が設置されたのは、1911年。初代星学担当は、日下部四郎太という人で、本来は岩石屋さん。でも、星学通論という講義を担当した。理科大学附属観象所として、向山観象所を設置。天象、地象、気象全般を対象として、子午儀室、カールツァイス5インチ、地震計があった。おもしろいのは、当時の「宇宙物理学」というのは、実験室の外でやるのは全部宇宙物理学。だから、気象も天文も全部宇宙物理。
「古代日本の都城と寺院の方位とその決定法」(臼井正・京都学園大)
古代の都城と寺院のの方位は精密に決まっている、どうやって決めたのか?ちなみに、7分から23分の精度がある。方位磁石は偏角があるので、ありえない。周極星などを使って、南北を決定したのでは?今後は東アジアの都城や墳墓の方位のデータを蓄積したい。
「PAONET画像データベースを用いた天文学史画像アーカイブ」(宮下敦・成蹊高校)
PAONETの天文学史WGの紹介。理科の教科書の中の科学史、天文学史の内容を紹介。地域の天文学者や、新天体発見時のプレートもアーカイブしたい。ただいま、協力者募集中。
研究会後の懇親会でも、いろんな人と話をすることができました。その中で、一番の情報。「え?佐々木晶さん、昨日のどっちも料理ショーに出てたってー」しまった、さっさと帰ってみるんだった。昨日のテーマはやっぱりラーメンだったそうです。
佐々木晶氏…日本を代表する惑星物理学者。と同時に大のラーメン通。



